初恋‐大スキな先生‐

冬休みももうすぐ終わり。
今日も塾に来ている。


「先生今日は機嫌いいね!!」

いつもよりテンションの高い先生に気付いた夏美は先生に話しかけた。

「まぁな!!」

「何かいい事あった??」

「ちょっとね」

「彼女できたとか」

「ゔ…」

えっ!?嘘でしょ…
ねぇ先生何言ってんだよ〜そんな訳ないだろ!?って言って笑ってよ…

「正解!???」

「うん」

うん――――――
うん――――
うん――
あたしの頬に雫が垂れた。

「おい!!美羽ちゃんどうかした??」

「先生ちょっと美羽とトイレ行ってくる」

「あぁー…」

あたしは夏美に手を引っ張られトイレに行った。

あたしの目からはたくさんの涙が溢れ出した。