母さんから二千円貰って絢とゲーセンに


「涼ちゃん!あれとって!」

ぬいぐるみの入ったケースを覗いて興奮する絢。

「どれ?あのクマさんの?」

「うん!」

100円玉を2枚入れ、操作を始める。

こんなの朝飯前だ!

一発で絢が言っているクマのぬいぐるみを取った。


「はい、絢。」

「ありがと」

絢はクマのぬいぐるみをギュッと抱きしめた。

可愛いな!

「次は何がいい?」

「う〜とねぇ‥」

ぬいぐるみを抱きかかえたまま悩む絢。



「涼じゃん!!」

振り返ると同じ学校の男女10人ほどがいた。

「佐原くん!偶然!何してたの?」

絢が視界に入ってないらしいく、慌てて絢を抱きかかえた。

「誰?その子?」

「従兄弟の絢。」

「可愛い!」

絢に女子たちが触ろうした時

「お姉ちゃんたちだ〜れ?」

首を傾けて尋ねる絢。その姿が可愛かったのか女子たちは絢を撫でたりした。




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