2人は俺の部屋を出て行った。と、思ったら…

「優一、行かないの?」

樹がまた俺の部屋に入ってきた。


「はぁ?なんで俺が?」

「ついて来た方がいいんじゃない?」

「あぁぁ…分かった。」

…面倒だけど行くか…一応挨拶はしとかないとな・・・






「あら〜どうしたの?」

案の定、樹の母親と雪音の母親は温室でお茶していた。

「話があって」

と樹が言った。

「もしかして、雪音ちゃん決めたの?」

と樹の母。雪音は頷いた。

「どっち?優一くんの誕生日から結構たったから気にしてたのよ!どっちを選ぶか!」

と雪音の母が嬉しそうに言った。

「あたし、樹と付き合うことにしました!」

ととびっきり笑顔で雪音は言った。

「そうなの?!」

「うちの娘をよろしくね!樹くん!」

「こっちこそ、バカ息子をよろしくね!雪音ちゃん!」

おばさんたちは騒ぎ出した。

…帰りたい…