それは、ある冬の夜だった。
僕は、兼ねてからの計画通り病院からの家出を決行した。
最初の目的地は、ずっと憧れてた病室から見える公園だと初めから決めてたんだ!
っていうかそこ以外は考えれなかった。
シンとした夜の道を僕は、ワクワクしなが歩いて行く。
空気が冷えてて吐く息が白いのが僕に新鮮な気持ちを味あわせてくれる。
こんな寒い夜に出歩くなんて命取りになることはちゃんと分かってたけど、もう僕は病室でじっとしてるのは嫌だったんだ。
何時も病室から見てる公園は楽しそうに遊ぶ子供達の声で溢れてた。
僕の憧れの地である公園で僕は、天使に出会ったんだ。