【短編】チョコレートの誘惑






俺は、その場から少し離れたトイレに駆け込んだ。



トイレに駆け込むと、ポケットからマネージャーと連絡をとる為にだけにある携帯を取り出し、マネージャーに電話をかけた。






ピッピッピッ…


プルルル…プルルル……



「はい、もしもし。加月くん、こんな時間にどうしたの?まだ、学校でしょ?」


「こんにちは、訳はスタジオで話します。今から車出すことは可能っすか?」


「え…だ、大丈夫だけど…どして?」


「1日マネージャーの事話しましたよね?そいつを連れて行って貰おうと思いまして。」


「あぁねー!!!了解☆」


「…と、もう一つ。黒尽くめの格好をして、その子が来たら眠らして、車に乗せて…スタジオに直行して下さいね!!頼みましたよ。」


「えっ?!そ…」



ピッ。


強引だってことは分かってる。
けど、龍也の事を思い出されるのは嫌だ。





ん…?
俺、龍也に嫉妬してんのか?







は、ハハハ^^
んな訳ね〜だろ!!!!


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