───────… ────…… 「はぁーっ」 温泉に浸かりながら、 翔のことを考える。 嫌なわけじゃない。 でも、翔と一緒にいるだけで ドキドキして仕方ない。 それでつい、可愛くない 態度をとってしまう。 でも…… 「さすがにあれは まずかったかも。」 せっかく温泉に 誘ってくれたのに、 一人で逃げてきちゃった。 …上がったら、ちゃんと 自分の気持ち言わなきゃな。 そう思って、 私は部屋に向かった。