「ニヤけ過ぎ。」 そう言って梓の 頭を軽く小突く。 すると 梓は額を押さえながら、 更にニヤけた。 「ふふっ、だってぇ〜 翔がくれたんだもん♪」 そう。 それは記念日に 俺が買ってやったもの。 「落としても知らねーから。」 「ぜーったい落とさないっ!」 そう言って 満面の笑みを見せる梓を、 思わず抱きしめたくなる。 ま、実際は 我慢してるんだけど。 ・