しかし― ソレは、戦士にとって、当たり前の事である。 戦う事でしか己を見出だせず、自己主張する事ができない。 なんとも不器用で不自然な職業ではあるが、ヒトに最も相応しいだろう。 血生臭い行いは、生物としての本能をより活性化させていた。 漲る緊張感は、心地良い刺激となり、ティグらを支配する。 この戦場こそが、戦士達の居場所であるからだ。