「次に遭うのは、戦場。相対すれば、殺す……」 ブレイドから吐き出された台詞は、訣別の言葉。 「……ぐぅっ」 1人残された闘華から、嗚咽にも近い言葉が洩れていた。 その表情は、絶望と裏切りによって彩色されている。 闘華の信ずるモノは、ことごとく脆く、崩れ去って行く。 砦を後にした闘華は、虚ろな表情のまま、自陣に戻ったのであった。