「見知った人間と斬り合うなど、私には出来ません……」 「トウカ副隊長殿……。ともに戦ったヨシミだ、一つ忠告しておこう」 情に訴え続ける闘華に、ブレイドは声を掛ける。 「アンタはニホンに帰った方が、良さそうだナ」 闘華の心情をバッサリと切り捨てたブレイドは、ため息を漏らす。 「なっ……!?」 意表をついたブレイドの発言に、闘華は疑問符を漏らすと同時に、唖然とするのだった。