鬼 鴉【総集編】



「話すダケ、無駄のようだな?……お引き取り、願いたいネ?」


ブレイドは半ば不機嫌に闘華との話しを終わらせて、会談を終了させようとする。


「共に戦ってきた、仲間ではありませんか?」


眉をひそめ、闘華は心情を訴え始めた。


「……我々の結束とは、そのように脆いモノだったのでしょうか?」


己の信念を確かめるように、仲間意識を確認するように、闘華は尋ねる。


ソレは鬼鴉という名前で出来た存在に、執着しているようにも見えた。