「……ですが、手を拱いていては、鬼鴉としての組織を崩壊させる結果に成り兼ねません」 「ハッ!!優等生の返答だナ?トウカ殿……」 組織全体を見渡し均衡を計る闘華の考えに、即答でブレイドはさらに声を発する。 「だが……、その崩壊を招いたのはキビトの責任だろう?」 「事が起こる度に人を責めても、ナニも生まないでしょう?」 ブレイドの捻くれた発言は、責任転嫁であろう。 「もう少し、上に立つ者として考えたら如何ですか……?」 決然とした態度で、闘華は切り返すのだった。