「お久しぶり、ですね?ブレイド殿……。貴方だけですか?」 闘華は一ヶ月と二週間ぶりに出会うブレイドに対し、穏やかな表情で声を掛ける。 「副隊長殿、一体ナンのようですかな……?」 変わってブレイドは、うたぐり深い人相で闘華との距離を取りながら、口を開いた。 不穏な空気を肌で感じ取った闘華は、表情を引き締めると姿勢を正す。 まるで一対一で斬り合うかのような、そのような状態であった。