「「……」」 闘兵衛と銃佐ェ門のお互いに、ぎこちない空気が生まれる。 銃佐ェ門は落ち着いた顔で、闘兵衛の胸板に軽く右拳をぶつけた。 「水臭ぇゾ闘兵衛……。もう少し、仲間を信用しろよ……?」 俯いたまま、銃佐ェ門は口を開く。 その口ぶりから、闘兵衛とジェノスの会話を盗み聞きしていた事が、わかる。 「……スマン」 眼を綴じ、闘兵衛は一言だけ、詫びの台詞を呟いていた。