「……大概の人間が、己の為に戦ってるんじゃあ無いのカイ?」 ジェノスは小首を傾げると、あっけらかんとした口調で呟く。 たいていの人間は、自分の為に動いている。 他人の為だと言っても、結局は自己満足、自分の為でしかないだろう。 指摘されれば、そういうモノである。 区切りをつけるのも、続投するのも、全ては自分次第であった。