他人の戦う理由を否定しながら、他人に強要している。 そしてその理由を否定しながらも、闘兵衛はソレで動いていた。 「矛盾、と言ったろう?トウベェ……、お前は、ナンの為に戦う?」 「全てを忘れて、平和に暮らすのが利口なんだろうが……」 ジェノスの見透かすような紅い瞳を真正面から受け止め、闘兵衛は一呼吸置き、さらに続ける。 「俺が、俺である為に、闘う……」 胸を張り、真っ直ぐな瞳で闘兵衛はそう言い切った。