「お前ら2人懸かりで俺に勝てるなら……、訂正してやるよ」



闘兵衛は殺気を放つと、2人に対して威嚇するように答える。


険悪な緊張感が部屋に立ち込め、一挙一動が戦いの匂いを放つ。



「……アッチもコッチも内輪揉めなら、アタシのいない時にヤってくれないかネェ?」



少し不機嫌になりながらも、その場を平定する為に、ジェノスが仲裁の弁を声にする。


微少ではあるが、緊張感が、多少ダケ和らぐ。


なんともお粗末な仲たがいではあるが、このような状態なら当然生まれる軋轢でもあった。