闘兵衛の発言に、全員が息を呑む。
「なんだと?」
銃佐ェ門の顔がみるみる赤くなり、険しい表情で問い掛ける。
「……足手まとい、だ」
闘兵衛は表情も変えず、銃佐ェ門の怒気を受け止め、ボソリと呟く。
「テメェ……」
「私達がいつ、足手まといになりましたか?聞き捨てなりません。どういう意味です?」
怒りに言葉を失っている銃佐ェ門を制すように、皐月が珍しく感情を表わにし、声を荒げる。
仲間に裏切られたかのような、皐月はそんな表情をしていた。
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