「凄まじいとしか、言いようが無いネェ……」 そう一言、感想を述べるように呟き、ジェノスは船医室の扉が開かれるのを待つ。 だが、その言葉に込められモノは、全てを超越していた。 狂暴なほど好戦的な存在であるジェノスが、そう認めたのである。 その意味は、深い。 半刻程待たされ、全員が痺れを切らせる。 すると、船医室の扉が開かれてヴォルトと1人の男性が、姿を現したのであった。