「……鬼人ぉっッ!!」 腹の底から闘兵衛は、憎むべき相手である鬼人の名前を、雄叫ぶ。 復讐に疲れ果て、傷めた心を癒す為、山へと戻った。 しかし未だに怨恨は解けず、新たな憎しみが産声を上げる。 この連鎖の螺旋からは、逃れられない。 闘兵衛は鬼人に対して、天敵として、初めてその名を叫んだのであった。