鬼 鴉【総集編】



総合的な攻撃力ならば、闘兵衛と銃佐ェ門で多数の敵と充分に渡り合えるハズである。


「……」


闘兵衛は女性を睨み据えたまま無言で、左側面の壁を指差す。


「?」


銃佐ェ門は闘兵衛の指先に、視線を送る。

そこには一つの扉が存在していた。



「……行け。アイツを、抑え切れる自信が無い」



闘兵衛は外套を脱ぎ捨てながら、呟く。

そこまで言わせる、相手なのだ。



「だったら!余計……」


「イイから、行けっ!!銃佐ェ門……、禁と皐月を頼む」


銃佐ェ門からの提案を、闘兵衛は激しい剣幕で遮る。

そして、視線を合わせ、少し困惑した表情を浮かべ、口を開いた。