洞窟内の廊下を、2人の男性が駆けている。
「アイツら、無事なんだろうか……?」
銃佐ェ門は不安げな表情で、前方を走る男性に声を掛けた。
「さぁな?だが、アイツらも、覚悟の上の事だ。心配するだけ、無駄じゃないのか?」
前方を走る男性、闘兵衛は銃佐ェ門の方向に振り返る事なく、答える。
「……随分と冷てぇな?仲間だろう?」
銃佐ェ門は仏頂面を浮かべ、闘兵衛の背中に声を掛けて、反応を伺う。
「……」
闘兵衛は無言のまま答えずに、速度を緩める事なく廊下を駆ける。
沈痛な面持ちで銃佐ェ門は、闘兵衛の背中を眺めるだけであった。
