「罠、でしょうね……」
無表情のまま皐月は、事もなくボソリと呟く。
隠れ家、根城を留守にするにしろ、見張りは絶対に必要である。
ソレが存在しないという事は、対応策があるという事なのだ。
「「っ!!?」」
禁と銃佐ェ門は、一斉に皐月の顔を見やり、疑問符を投げ掛ける。
「……俺と皐月で、様子を見てくる。お前らは、ココで待ってろ……」
「抜け駆けは、無しだろう?闘兵衛……」
「勝手にやらせてもらうと、言ったろ?」
闘兵衛はソレが範疇であるかのように、立ち上がりながら声を掛ける。
しかし、その闘兵衛の発した言葉に銃佐ェ門と禁が反論を唱えると、同じく立ち上がった。
