「……死ぬゾ?」 闘兵衛は間を空けると、全員に向かい物騒な言葉を吐き出す。 「都合が悪くなったら、尻尾を巻いて逃げるサ」 皆の総意であるかのように、禁は答える。 「まったく……」 闘兵衛は諦めるように呟きながら溜め息を吐き、島を見つめた。 闘兵衛の目線の先には、巨大な岩で形成された一つの島が映っている。 鬼鴉。 鬼の巣窟へ足を踏み入れんと、小船はただ静かに海を進むのだった。