真言の教団を巡る権力争いは、大司教の死によって終焉を迎える。



結果を見届けるために、大聖堂へと集まっていた幹部達は、闘兵衛によって破壊された宝剣と戦いの結末に、混乱し落胆していた。


寄り処を失った信者達は茫然自失に陥り、人間の脆さを露呈する。



大司教の私財に群がっている海賊達を、信者達は遠くから眺める事しか、出来なかったのだ。