「……ヤるのか?ヤらないのか?」 感情を抑えながら、鬼人は淡々と紅拳に尋ねる。 一つでも不安があれば、行動に移さない。 組織を統べる者としてならば、正しいのかもしれないだろう。 だが、そこには信頼関係がなかった。 血縁。 実の妹すら信用していないという事は、他人には絶対に背中を見せないという事である。 ヒトの集団の中で、ナニを持って結び付くのかを無視する、思考だった。