鬼 鴉【総集編】



「……ヤるのか?ヤらないのか?」


感情を抑えながら、鬼人は淡々と紅拳に尋ねる。



一つでも不安があれば、行動に移さない。


組織を統べる者としてならば、正しいのかもしれないだろう。


だが、そこには信頼関係がなかった。


血縁。


実の妹すら信用していないという事は、他人には絶対に背中を見せないという事である。


ヒトの集団の中で、ナニを持って結び付くのかを無視する、思考だった。