「貴方が相手をすれば、よろしいのでは?」 「鬼人様と闘華殿……。天秤にかけるには、荷が重いでしょう」 紅拳の発したその意見に対し、金髪の女性が淡々と答える。 組織としての動きを否定しながらも、未だに肩書にこだわるのは、やたら馬鹿馬鹿しい。 「ソレは、貴方の妹君としてでしょうか?それとも、鬼鴉の軍神、闘華殿としてでしょうか?」 冷たい視線を放ち、紅拳は鬼人に向かって問い掛ける。 公私混同。 改めて再確認する紅拳の言葉は、その真意を探るモノであった。