「……軍で対応すれば、連中は逃げ出してしまうだろう?」 矛盾。 そうさせない為の戦術、である。 攻めてくる敵が逃げ出すなど、ありえない。 それならば、鬼鴉に敵対などしないだろう。 「答えになっていませんね?……何を隠しておいでです?鬼人殿」 男性、鬼人の言葉に紅拳は鋭く問い質すと、眼を綴じ、本心が語られるのをただ待つのだった。