「ソイツらを屠るとは、ヤるじゃないか?」


死を誘う者を見定めながら、サブマージは関心するように闘兵衛に声を掛ける。


「……俺の名は、不敗の剣闘士サブマージ。貴様は?」


サブマージは尊大に構えると、闘兵衛に向かい名乗りを上げた。



「俺はこの世で、2番目に強い男だ……」



頬を釣り上げ、笑みを浮かべると、闘兵衛は鋭い眼光を飛ばし呟く。


「ほう……?それでは、1番は誰かナ?」


その闘兵衛の眼光に怯まず、サブマージは問う。



「俺に勝てるヤツ、だ」



闘兵衛は即答し、戦闘を開始するように、外套を脱ぎ捨てるのだった。