「……」 銃佐ェ門は苦笑いを浮かべ、もう1人の決定権を持つジェノスに視線を送り、意見を委ねる。 視線を受けたジェノスは両手を広げると、少し困った表情を浮かべた。 お手上げ、という意味であろう。 「仕方ねぇ。さっさと、終わらせるか……」 それならば、優先事項を先に潰す。 銃佐ェ門は促すようにして、全員に声を掛ける。 こうして、大聖堂の門が開かれるのであった。