ルソウの説明から、死を誘う者とは常人を遥かに超える能力の持ち主である事が、明白であった。 いくら闘兵衛とはいえ、生身の人間には荷が重いようにも、思える。 「その必要は無いでしょう。あの人が闘うという事は、それだけの意味を持ちますから……」 しかしながら、銃佐ェ門の提案を一蹴するかのように、皐月は首を左右に振りながら答えた。 あれだけの危険性を感じ取らせながらも、皐月はあっさりと否定する。 「先へ、急ぎましょう」 まったく気にも止めず、皐月は大聖堂を見上げると、そう呟くのだった。