「……ッ若様っ!?」



大聖堂前―


ルソウの叫び声から禁らと銃佐ェ門らが、無事に合流を果たした事を物語っていた。


「ルソウ。私は、色々な意味で、迷惑を掛けていたようですね?すみませんでした……」


トゥルウは、ルソウとの再会を喜ぶと同時に、頭を下げる。


「……トゥルウ様……」


この短期間にナニがあったのかはわからないが、トゥルウの謝意の言葉にルソウは俯き、その名を呟く。



「禁……、闘兵衛は?」


トゥルウとルソウの邂逅を尻目に、銃佐ェ門は禁に声を掛けた。