前向きか、後ろ向きか、である。 トゥルウと禁の会話は、本人達の意思とは裏腹に噛み合っては、いない。 全てを認め、立ち向かう事を決意したトゥルウ。 眼を綴じ、耳を塞ぎ、全てを拒絶した禁。 それでも、鏡に合わせたように2人の道は、よく似ている。 表と裏。 光と影。 対極に位置するモノは、何を意味し、ナニを思わせるのだろう。 ソレは、誰にもわからなった。