「お前の連れ、ルソウは女だったよな?……お前が勇者と崇める禁も、女だゼ?」
「……えっ!?」
真実を明かした闘兵衛の言葉に対し、トゥルウは防戦を繰り広げている禁に視線を送り、驚愕の声を上げる。
「……男が云々って言うのは、十年ばかり早いんじゃねぇのか?」
自分の発言の重さを理解していないトゥルウに、闘兵衛は呆れながら尋ねていた。
「……だから、ボウズって言われんだよ?自分の立場が、能力がわかって無いヤツほど、ガキ扱いされる……」
呆然としているトゥルウに向かい、闘兵衛は淡々と話し掛ける。
一人前だと思っている者は、実行力がなくても、言い訳は上手い。
弁が立つばかりで、ナニも形は成していないのだから、バツの悪さは計り知れなかった。
