時刻は、既に深夜。 全員の寝息を確認したはずの禁は、慌てて左手で左眼の疵を覆い隠す。 そのまま残りの右眼で、殺意を孕んだ睨みを効かせ、声を発した。 「……言ったハズだゼ?貴様には、関係ない」 「あぁ、確かに関係ねぇな。気にしているのは、お前だけだからな?」 闘兵衛は無表情のまま禁の殺気を受け流し、応答の言葉を返す。 沈黙が続き、闘兵衛と禁の間に風が吹き抜けた。