鬼 鴉【総集編】



『バサッバサッ』


闘兵衛は外套と胴着を脱ぐと、土埃を掃う。



「「……」」



トゥルウと禁は、闘兵衛の身体に視線を送る。


細身でありながら、寸分無く鍛えられた肉体は、魅入られる程の完成度があった。


無駄のない筋肉は、野獣をも思わせる。



(この人は一体……?)


トゥルウはあらためて、闘兵衛の存在に疑問を抱く。


「フウッ……」


闘兵衛は顔を池で洗い、一息つくのだった。