そして、現在にいたる。 「っブッハァ~!!」 山から湧き出る池に頭を突っ込み、びしょ濡れになったトゥルウは、犬のように頭を振るわせて、大きく息を吐いた。 闘兵衛は地面に神卸しの短剣を埋めると、手頃な石を目印に置く。 (多少は、臭いをごまかせるだろう……) 応急的な処置ではあったが、効果は絶大である。 森の中に漂う薬の臭いと同等まで隠れた短剣の臭いは、死を誘う者を混乱させていた。