鬼 鴉【総集編】



「くぅっ……!?」


ルソウは呻き声を漏らすと、憤りからか両の拳を固く握り締める。



「……全てを終らせたいのならば、踏み止まっている暇はありません」


皐月は無表情のまま、血みどろの地面も気にせずに、ルソウの脇を通り抜けながら呟いた。


「その迷いが、さらなる惨劇を生みます……」


説き伏せるワケではないが、皐月はその言葉を残して、先へと進む。


「ヒュゥ~……」


皐月の言葉に感心したのか、下手くそな口笛を吹きながら、銃佐ェ門も後に続くように足を進め始める。



厳しい目つきでその3人の後ろ姿を睨み、覚悟を決めたルソウは、歩を進めるのだった。