「あいつ……、ブチ切れてやがる」
銃佐ェ門はやけに冷静かつ、ジェノスの状態を口にする。
暗闇の中で、ジェノスの紅い瞳が妖しく輝きを放つと、嬉々としながら、ヒトを殺していく。
(……確かに手がつけられない、な……)
銃佐ェ門は、ジェノスの部下ヴォルトから聞いた忠告を、頭に巡らせていた。
「……一端、隠れるゾ。アイツの部下が、警告した通りだからな?」
銃佐ェ門は呆気に取られる皐月とルソウに、声を掛ける。
「手当たり次第だ。視界に入ると、殺されると思うゼ……?」
そそくさと隠れる準備をしながら、銃佐ェ門は口を開くのだった。
