戦士長が殺されたという事実に対し、神官戦士らは身動きを取ろうとしない。 それほどまでにジェノスの存在に、呆気に取られている。 ソレは味方にとってでもあるが、ジェノスの美しさに息を呑んでいた。 戦うという行為を止めたジェノスは、紅い瞳を鈍く光らせ淡々と呟く。 「……全殺し、だ」 その言葉を発すると同時に、ジェノスは両手に持つ小剣で、両隣に立っていた神官戦士の首を斬り裂いていた。