「私は神に仕えた覚えしか、ありませんが?」 キッパリと戦士長の言葉を切り捨てたルソウは、見下すような視線で睨みつける。 どちらに利があるかは別だが、権力に染まった者は、己に酔う。 「「……」」 その場の空気がチリチリと、痺れ始めた。 沈黙が、暗闇と森を支配下に置き、唾を飲み込む音すら響き渡る。 臨戦態勢。 一挙一動が誘爆を起こしうる状況にあり、全員が各自の武器に手を掛け、握り締めていた。