「……彼は、武器を持っていませんでした。戦士では、ないでしょう?」 「……」 ルソウの見解に対して、銃佐ェ門は説明しようと口を開こうとする。 しかし、周りに張り詰める不穏な空気に気付き、表情を引き締めた。 「……隠密行動が、仇になりましたね……」 先頭を走っていた皐月は足を止め、背中の大太刀の柄を右手で掴む。 そのまま眼光を鋭くし、人形のような表情を険しいモノへと変化させて、呟く。 ジェノスらを取り囲むように、青い服装の集団、真言の教団・神官戦士らが、立ち塞がっていたのだった。