鬼 鴉【総集編】




間合い、接触、一閃。



『ドォッ』



重量物が地面に落ちる音が、振動のように響き渡る。

襲撃者の腰から上部が、上半身が、街道に転がり落ちていた。



「フシュ~……」



禁は止めていた呼吸を、吐き出す。


その人物は金属製の爪を構えると、音も無く禁に駆け寄って行く。

禁もその動きに同調するように駆け出すと、長巻きを振りかぶった。


禁と襲撃者との接触の瞬間、禁の長巻きによる胴薙ぎが、襲撃者の身体を二分割にする。



街道の上に、内臓と夥しい血液が広がった。