「船長、アイツの持っている武器はなんだ?」
闘兵衛は特に気をつかうワケでも無く、険しい顔のジェノスに飄々と声を掛ける。
「……アレ、かい?」
ジェノスは不機嫌そうにしながらも、闘兵衛が尋ねたルソウの腰に下げてある武器を目線で示す。
「メイス、よ。金属製の棍棒みたいなモノ……」
聞き慣れない名を、わかりやすくジェノスは口にする。
「殴打するのが目的だから……、ある意味、刃物より血生臭いモノになるわネ?」
ジェノスは淡々とソレについて説明し、意味深に笑みを浮かべた。
「ふぅん?」
闘兵衛は感心するワケでも無く、鼻を鳴らす。
単純にいえば、金鎚みたいなモノであろう。
形状と用途を見て、そうとしか闘兵衛は思いつかなかった。
