赤髪の女性は、ルソウと名乗っていた。 ルソウは礼儀正しく頭を深々と下げ、禁らの先頭に立ち、歩み始める。 仕方なくルソウに従うように、禁ら一行もその後を付いて行く。 黙々と、闇に支配され息を殺す街の中を、禁ら一行異物が闊歩し続けた。 まるで、廃墟の中にいるようである。 ルソウの道案内により、とある一軒家に招待された禁ら一行を待ち構えていたのは、1人の少年であった。