「……ナガサキ?何の話しだい?」
「ヘッ……、アンタらが日本に来た時も、街がこんな状態だったゼ」
ジェノスの質問に対し、闘兵衛は冷笑を浮かべて即答する。
「……つまるところ」
「何か危険な事が、起こるんだな?」
銃佐ェ門は闘兵衛の言動からその真意を感じ取って、口を開こうとしたのだが、禁によって途中で話しの腰を折られる。
銃佐ェ門はバツが悪そうに、禁を睨む。
鬼鴉と海賊。
鬼鴉一行が日本に集結した時、長崎の街は天災が通過するのを耐え忍ぶが如く、息を潜めていた。
修羅場を感じさせる空気を、普通の人間は拒絶する。
この街はソレに近い状態にあるのだった。
