「……侍ってヤツは、年寄り子供しか、斬れないのか?」


闘兵衛、である。


侍と距離を計り、闘兵衛は口を開いていた。


「……っ貴様ぁっ~!!武士を、愚弄するつもりかっ!?」


侍は、新たな標的となった闘兵衛に対し、喰ってかかる。


「お前を、馬鹿にしてんだよ?この、ヘッポコ侍がぁっ!!」


闘兵衛は冷笑を浮かべ、侍を小馬鹿にするように罵った。


「……っ!?」


あまりに神経を逆なでする言葉に、侍は激昂し、闘兵衛に襲い掛かろうとする。



次の瞬間、その侍の腕を後ろから捩りあげる人物が、現れた。