「ジュウザさん。お嬢、……イヤッ、船長には気を付けて下せぇ」



ジェノスの右腕でもあるヴォルトは、銃佐ェ門に回転銃の弾丸を渡しながら、不可解な言葉をもたらす。


部屋の一角。


銃佐ェ門らに用意された一部屋に、ヴォルトが銃の弾丸を持って来たのが事の始まりであった。



「?」


身内にその言葉を吐かせる理由を、銃佐ェ門は把握しかね首を傾げる。


「どうゆう意味だ?」


銃佐ェ門は苦笑いを浮かべるヴォルトに、仕方無く尋ねてみた。