「……オイオイ、お前ら幾つだ?仲間同士で痴話喧嘩なんかしても、誰も得しねぇんだ。仲良くしろよ」
「チッ!!」
「……くだらねぇ」
銃佐ェ門は仕方無く仲裁に入るのだが、禁は舌打ちをしながらそっぽを向き、闘兵衛は呆れて部屋を出て行く。
ヒトの集団とは、それぞれに役割がある。
その役割で、天秤を安定させるのであろう。
「お前ら、年下だろう。ちったぁ目上の人間の話しを聞けよ……?」
銃佐ェ門は2人の姿を見比べながら、肩を落とし呟くのであった。
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