明朝、闘兵衛が目を覚ます。

不思議と、汗はかいていない。


闘兵衛は、解っていた。


全ては、己の作りだした幻影。



「……覚悟が足りなかった、か……」



闘兵衛は朝日を見つめ、呟くのだった。